タイルを使った壁や小物をきれいに仕上げるには、タイル選びとあわせて目地の色を考えておくことがポイントです。どの色の目地を使うかによって、タイルがまとまって見えたり、一粒ずつの形が目につきやすくなったりします。
B&D minoyakiでは、美濃焼タイルと一緒に使えるカラー目地材も取り扱っています。定番の白やグレーに加えて、イエロー・ブルー・グリーンも選べるため、作りたい雰囲気に合わせた組み合わせを検討できます。
この記事では、目地色を決めるときに確認したいポイントと、色ごとの取り入れ方をまとめました。また、B&D minoyakiの美濃焼タイルを使った組み合わせの考え方もご紹介します。
目地色まで選ぶと、タイルの仕上がりがもっと素敵になります

タイルを貼ると、タイルだけでなくその間に入る目地も見える状態になります。そのため、完成した状態を考えるときは、目地を含めた配色を確認しておくことが大切です。
まずは、目地の色がタイルの見え方にどのように関係するのかを押さえておきましょう。
目地は隙間を埋めるだけでなく、印象を左右するデザインの一部
目地はタイル同士の間を埋めるために使いますが、完成後には細い線として表面に残ります。その線がどの程度目につくかは、タイルと目地の配色によって異なります。
目地の存在感を控えめにすると、視線がタイルの色や質感に向きやすくなります。反対に、目地をはっきり見せる配色にすると、タイルの並び方や形も認識しやすくなります。
目地材を選ぶ際は機能だけで考えず、完成後に見える色の一つとして検討するとよいでしょう。
目地色によってタイルの色や形の見え方が変わる
目地を選ぶ際に確認したいのが、タイルとの明るさや色味の差です。
タイルと目地の色味が近ければ、境目が強調されにくくなります。色の差が大きくなるほど目地の線が認識しやすくなり、タイルの輪郭も目に入りやすくなります。
特に小さなモザイクタイルでは、多くの目地が表面に現れます。完成時に目地が占める割合も考えながら色を決めることが重要です。
タイルの色・形・目地幅とのバランスを考えて選ぼう
目地の選び方は、タイルの色だけでなく、タイルのサイズや形、目地を入れる幅によっても完成時の見え方は変化します。
細かなモザイクタイルでは目地が多く見えるため、目地のカラーも全体の配色に影響します。大きめのタイルでは、目地よりもタイルの面が目につきやすくなります。
使用するタイルを並べた状態で、どの程度目地が見えるのかを想定しておくと、完成後とのイメージの差を少なくできます。
タイルと目地を同系色でそろえて、やさしくまとまりのある印象に

目地を強く見せたくないときは、タイルと近い系統の色を選ぶ方法があります。配色の差を抑えることで、タイルと目地を一体感のある見た目にしやすくなります。
主張を抑えた仕上げにしたい場合や、タイル自体の質感に注目させたい場合にも取り入れやすい方法です。
タイルと目地を近い色でそろえると、自然になじんだ仕上がりに
同系色でまとめる場合は、タイルの中で大きな割合を占めている色を目安にすると選びやすくなります。
白に近いタイルなら白系、グレーを基調としたタイルならグレー系というように、共通する色味を持たせることで、目地だけが目につく状態を避けやすくなります。
周囲の家具や設備との調和を優先したい場所にも取り入れやすい考え方です。
目地を目立たせず、一つの面としてすっきり見せられる
タイルと目地の色の差を小さくすると、個々のタイルよりも施工した範囲全体をまとまりとして認識しやすくなります。
細かなタイルを使用する場合でも、目地の線が強く出にくいため、情報量を抑えた見た目に整えやすい点が特徴です。
キッチンや洗面まわりなど、ほかの素材や設備も視界に入る場所で、タイルだけを強く目立たせたくないときにも使いやすい方法です。
淡い色やニュアンスカラーのタイルをやさしく仕上げたいときにもおすすめ
淡いベージュやアイボリー、薄いグレーなどは、目地にも近い明るさを取り入れることで、タイルが持つ色味をそのまま見せやすくなります。
色幅のある美濃焼タイルの場合は、特定の一粒だけに目地色を合わせるのではなく、シート全体を見て共通するトーンを探すのがポイントです。
タイルが持つ色の違いを見せながら、目地の主張を抑えたい場合に適しています。
タイルと異なる目地色を合わせて、色や形を引き立てる

タイルと目地をなじませる方法とは反対に、あえて違う色を取り入れる選択肢もあります。目地を見せる配色にすると、タイルの配置や形をデザインの一部として見せやすくなります。
形に特徴があるタイルや、細かなモザイクを使う場合にも検討したい方法です。
目地とのコントラストで、タイル一枚一枚の輪郭を際立たせる
目地の線を見せたい場合は、タイルとの明度差を意識します。濃いタイルなら明るい目地、淡いタイルなら少し濃い目地を選ぶと、境目が確認しやすくなります。
この組み合わせでは、タイルの色だけではなく、並べたときにできる格子やラインも目に入りやすくなります。
均等に並んだモザイクの形を見せたい場合などに取り入れやすい配色です。
モザイクタイルや変形タイルは、目地色で形の楽しさを引き出す
モザイクタイルでは、一つひとつのタイルが小さい分、周囲を囲む目地も多くなります。目地を少し目立たせると、丸や四角などそれぞれの形が判別しやすくなります。
また、一般的な四角形とは異なるフォルムのタイルでも、目地が輪郭に沿って入ることで、特徴的な形が伝わりやすくなります。
タイルの形を選んだ理由を仕上がりにも反映させたい場合は、目地との色差にも注目してみてください。
カラー目地をアクセントにして、いつもと違う表情を楽しむ
目地に色を取り入れると、白やグレーだけを使った場合とは異なる配色を作れます。
B&D minoyakiのモザイクタイル用カラー目地材は、ピュアホワイト、モルトイエロー、スカイブルー、アボカドグリーン、スカイグレーの5色です。
タイルと似た系統のカラーを合わせることも、異なる色を組み合わせて目地を目立たせることもできます。小さなタイル作品などでカラー目地を試してから、好みの組み合わせを探すのも一つの方法です。
タイルの色から選ぶ、相性のよい目地色

目地の候補を絞り込めないときは、使用するタイルを基準に考えると選択しやすくなります。
ここでは、B&D minoyakiで取り扱うカラー目地材をもとに、ピュアホワイト・スカイグレー・カラー系の3つに分けて特徴を見ていきます。
ピュアホワイトの目地で、タイルを明るくすっきり見せる
ピュアホワイトは、淡色から濃色まで幅広いタイルと組み合わせられます。
白や明るいベージュなどに使うと、目地がタイルの色に溶け込みやすくなります。一方、ブルーやブラウンのような濃いタイルと組み合わせると、白いラインが見えるため、形を確認しやすい配色になります。
同じピュアホワイトでも、使用するタイルによって役割が変わる点を踏まえて選ぶことがポイントです。
スカイグレーの目地で、落ち着いた自然な印象に仕上げる
スカイグレーは、真っ白な目地ではカラーのコントラスト差が大きいと感じるときにも候補になります。
白系のタイルに合わせれば目地がわずかに見える仕上げにでき、グレーやブルー系のタイルでは色をなじませやすくなります。
目地の線を完全に隠すのではなく、控えめに残したい場合にも使いやすい色です。
イエロー・ブルー・グリーンのカラー目地で、遊び心をプラスする
モルトイエロー・スカイブルー・アボカドグリーンは、目地自体にも色を持たせたいときにおすすめです。
同じ系統のタイルと組み合わせれば配色に統一感を出しやすく、異なる色のタイルに使えば目地がアクセントになります。
タイルだけで配色を完成させるのではなく、目地をもう一色として考えることで、組み合わせの選択肢を増やせます。
美濃焼タイルの豊かな色合いを楽しむ目地色の組み合わせ
目地色を考える際は、実際に使用するタイルの特徴から選ぶことも重要です。単色に近いもの、色幅があるもの、柄が入ったものでは、目地に求める役割も異なります。
ここでは、B&D minoyakiで取り扱っている3つの美濃焼タイルを例に考えてみます。
落ち着いた色合いのタイルは、同系色の目地で上品にまとめる

ルミナスのように複数の色が含まれるタイルでは、目地を目立たせすぎないことで、それぞれのタイルが持つ色を見せやすくなります。
目地を選ぶ際は、一粒だけを見るのではなく、複数のタイルを並べた状態で全体の色味を確認してみましょう。その中で共通して見える色や、近いトーンを選ぶと、まとまりを作りやすくなります。
色幅を残しながら全体を落ち着かせたいときに検討したい組み合わせです。
釉薬の色や艶を楽しみたいタイルは、白い目地で明るく引き立てる

セレニティのように、一粒ごとの色合いや表面の艶に特徴があるタイルは、明るい目地を合わせることで個々のタイルを確認しやすくなります。
ピュアホワイトを使う場合は、タイルの間に明るいラインが加わります。そのため、濃淡の違いを見せたい場合や、細長いタイルの形をわかりやすくしたい場合にも向いています。
色だけでなく、形状や表面の質感まで見せたいときに検討してみましょう。
柄やカラフルなタイルは、目地色との組み合わせまで楽しむ

ラスティカのように柄が入ったタイルでは、どの部分を目立たせたいかによって目地を選べます。
柄そのものを見せたい場合は、ピュアホワイトやスカイグレーなど、主張を抑えやすい色が候補になります。タイルに使われているカラーと目地を関連づければ、目地を含めた配色にすることも可能です。
柄タイルの場合はタイル単体だけで判断せず、数枚を並べたときの柄のつながりと目地の見える量を確認してから選ぶとよいでしょう。
お気に入りの目地色と美濃焼タイルで、暮らしを彩りましょう
目地色を決める際は、タイルと似た色にするか、差をつけるか、カラーを取り入れるかの3つの方向から考えると候補を絞りやすくなります。
目地を控えめにしたい場合はタイルに近い色を、形を見せたい場合は明度差のある色を選びます。さらに配色を楽しみたい場合は、イエローやブルー、グリーンなどのカラー目地も選択肢になります。
B&D minoyakiでは、さまざまな色や形の美濃焼タイルと、5色のカラー目地材を取り扱っています。使用したいタイルを決めたら、目地を入れた状態まで想定しながら、イメージに合う組み合わせを選んでみてください。
