自分自身でつくるハンドメイド作品や、身近なアイテムをリメイクして新たに命を吹き込み、暮らしに取り入れることの大切さが注目されています。そのなかで、タイルクラフトは、カラフルな色合いや形を自分好みに組み合わせることも。とくに、タイルは熱や水に強く、耐久性に優れているため、オリジナルのインテリアや雑貨として長く愛用できるのもタイルクラフトの魅力です。
B&D minoyakiは、タイルクラフトに適したタイルをはじめ、柄入りや色、形といったバリエーション豊富な品揃えを用意しています。B&D minoyakiでは美濃焼の豊かな伝統をタイルに込めて、可能性を追求し、自由な発想でデザインされたオリジナル作品をお届けしたいと考えているからです。
今回は、美濃焼タイルの魅力とともに、手軽に作れて楽しめるタイルクラフトの作り方について詳しくご紹介します。B&D minoyakiの美濃焼タイルが気になる方は、美濃焼タイル、美濃焼パーツよりご覧いただけます。
インテリアからカトラリーまで 美濃焼タイルクラフトで広がる多様なライフスタイル
タイルといえば壁や水回りの建築素材をイメージする人が多いなかで、今やタイルはおしゃれなクラフト素材としても人気を博している身近なアイテムです。
日常使いしやすいタイルを、その美しさを活かして作る作家やオリジナル商品が注目されています。B&D minoyakiの美濃焼タイルも、そのひとつの素材として喜ばれています。美濃焼タイルクラフトの魅力とタイルの種類や用途についてご紹介します。
美濃焼タイルを日常風景に取り入れる
美濃焼タイルは、その名のとおり伝統工芸品「美濃焼」をベースに作られているタイルで、美濃焼の生産地・岐阜県東濃地方で生まれました。美濃焼タイルの歴史は長く、100年以上の時を育みながら、現在もその技術と高い品質が継承されています。
特に美濃焼タイルの品質と美しさには定評があり、古くは江戸時代から、茶人や大名などの富裕層を中心に茶室や庭園、壁、床などの装飾に使われ、日常を彩るアイテムとして取り入れられてきました。
一見レベルの高そうな美濃焼タイルですが、タイルクラフトであればインテリアやキッチン用品、生活雑貨など、ちょっとした日常アイテムに彩りをプラスでき、美濃焼タイルを身近に感じることができます。お好みのタイルで手軽にオリジナル作品を作れるので、ご家族やご友人に一点ものとしてプレゼントするのもいいでしょう。
美濃焼タイルならではの魅力を最大限に引き出し、タイルのある毎日を彩りとして楽しんでみてください。
日本の暮らしに根付いているタイルの種類と特長
タイルは陶器製の四角いタイプだけではありません。タイルの種類はとても豊富で、タイルの持つ特長により活用方法もさまざまです。タイルの種類と活用方法についてご紹介します。
- セラミックタイル
- ポーセリンタイル
- ガラスタイル
- モザイクタイル
1.セラミックタイル
陶磁器製のタイルで、国内に流通しているタイルのほとんどがセラミックタイルに当てはまります。耐久性、耐水性、耐摩耗性ともに優れており、壁や床、バスルーム、キッチンなど、幅広く使用されています。
2.ポーセリンタイル
高温で焼成されたタイルで、セラミックタイルよりも硬質で破損しづらい点が特長です。耐久性にも優れ、屋内外の壁や床に使用されることが多いタイルです。
3.ガラスタイル
ガラスで作られたタイルで、透明感があり光を通すのが特長です。キラキラとした輝きを放つうえに、カラーバリエーションも豊富なため、見栄えの良さから装飾目的で使用されるのが主流です。
4.モザイクタイル
タイル1枚の表面積が50㎠以下のタイルを指します。四角だけでなく、丸や花、ハート型など、さまざまな形のタイルが手に入ります。多彩な色や形、サイズを組み合わせてインテリアなどの装飾に使われることが多く、タイルクラフトにも最適です。
日本のタイル産業は、時代とともに進化を遂げてきました。美濃焼は、岐阜県東濃地方で生産される陶器の一種であり、江戸時代になると、床や壁の装飾としての用途が広まりました。その伝統的な製法と技術革新の融合を行いながら、美濃焼タイルは誕生しました。
美濃焼タイルの種類と特長
長く愛され続けてきた美濃焼タイルの可能性を広げるべく、定番のものから日常使いできるものまで。美濃焼タイルは、あなたの生活にちょっとした特別な彩りを添えてくれる存在です。
- 外壁タイル
- 床タイル
- モザイクタイル
1.外壁タイル
建物の外観を装飾するのに適したタイルです。美濃焼の釉薬(ゆうやく)技術によって作り出される美濃焼タイルは、色あせしにくいのが特長です。長く美しさを保ち続けるほか、釉薬の風合による色彩の変化も楽しめるでしょう。
2.床タイル
屋内外の使用に適したタイルです。堅牢さと風合いの良さが特長で、耐久性にも優れているため日常的な使用にも傷やダメージを受けにくく、美しさを保ち続けられます。
3.モザイクタイル
小さなピースを自在に組み合わせられるデザイン性の高いタイルです。高級感を出したり、遊び心を表現したりするのにも役立つため、インテリアや公共施設、クラフトアートなどに幅広く使われています。耐熱性や耐久性に優れているのはもちろん、繊細で美しいタイルが揃っているのも人気の理由です。四角形やランタン型など、お好みの形のタイルを見つけて、あなただけのタイルクラフトを楽しみましょう。
例えば、モザイクタイルでは小物作成やモザイクタイルアートを使ってDIYできるようにお届けしています。
モザイクタイル 25mm角 ガラス釉 16ピース入 <コルセア> 全5種
白生地にみずみずしいガラス釉が施された鮮やかなタイルの16ピース詰め合わせです。
透き通ったガラスの貫入に深みと趣があり、タイルひとつひとつにアクセントとなる幾何学模様がデザインしています。単色、またはお任せランダムミックスからお選びできます。
サイズ
約25mmx25mmx厚み約6mm
ランタン タイル グレーツヤあり 8枚セット
おしゃれなランタン型の美濃焼タイル8枚入りのセットです。淡いグレーの艶ありタイプ。タイルのトレー作りに使ったり、箸置きにしたり、席次カードとして加工したり、ネイルなどのカラーパレットに使ったり、用途はいろいろお使いできます。
サイズ
長辺約64mmx短辺約56mmx厚み約6mm
美濃焼タイルでつくるオリジナル商品のご依頼
当店では、美濃焼タイルを使ったアクセサリーや豆皿の販売だけでなく、ご要望に応じたオリジナル商品の開発も承っています。OEMやPOP UPイベント、卸販売など、美濃焼タイルによるオリジナル商品のご要望があれば、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。
暮らしに遊び心をプラス タイルクラフトの作り方
タイルクラフトは難しそうに見えますが、基本を押さえれば初めての方でも簡単に作れます。お好みの色や形のタイルが揃えば、次々とアイデアが湧いてくるはずです。まずは身の回りにあるインテリアや小物のリメイクから始めて、慣れてきたらオリジナル作品を作ってみるといいでしょう。
ここでは木製トレイにタイルを貼る方法を例に、基本的なタイルクラフトの作り方をご紹介します。
手作りタイルクラフトで用意するもの
お好みのタイル、タイルを貼る素材(例:木製トレイ)、接着材(木工用ボンドなど)、目地材(ホームセンター等で購入できます)、水、スポンジ、乾いた布、目地を作る容器、ゴムベラ、マスキングテープ、つまようじ、ピンセットなど。
作り方の手順
- デザインを決める
- 接着剤でタイルを貼る
- 目地を作る
- タイルの隙間に目地を詰める
- 余分な目地をスポンジで拭き取る
- 乾拭きをして完成
1.デザインを決める
はじめに、タイルを仮置きしながらデザインを決めましょう。
色や形の組合せ、配置の違いで全く違うデザインが楽しめます。
2.接着剤でタイルを貼る
デザインどおりに素材へタイルを貼っていきます。
位置を整えるなどの細かい作業には、つまようじやピンセットがあると便利です。
接着剤が乾いたら木枠の縁など、目地で汚したくない箇所をマスキングテープで保護します。
3.目地を作る
容器に目地材を入れ、水を少しずつ加えながらヘラでかき混ぜます。
目地の硬さは耳たぶくらいが目安です。
4.タイルの隙間に目地を詰める
タイルの隙間に、ヘラで目地をしっかりと詰めていきます。
タイルの表面は後できれいにするので汚しても問題ありません。
※目地材が足りない場合
目地が乾く前に上から塗り足せばいいので、慌てずに追加の目地を作って詰めていきましょう。
5.余分な目地をスポンジで拭き取る
15分ほど置くと目地が半乾きになるので、濡らしたスポンジで余分な目地を拭き取ります。
こまめにスポンジをすすぎながら、少しずつていねいに目地をふき取るのがポイントです。
また、タイルのエッジが見えるくらいまで拭き取ると、きれいに仕上がります。
6.乾拭きをして完成
目地が完全に乾燥したらマスキングテープを剥がし、乾いた布でタイルを拭いて完成です。
タイルを拭く際は、目地を崩さないように注意しましょう。
【Point1】接着剤は「タイルを貼る素材」にあわせて選びましょう
ご紹介例のように木材にタイルを貼る場合は木工用ボンド、金属製の素材に貼る場合は金属や陶器に使える接着剤など、素材に合うものを用意してください。さらに屋外や水・熱の加わる環境で利用するものであれば、雨風や熱に耐えられる接着剤を利用するのがおすすめです。
【Point2】目地は隅々まできちんと詰めましょう
目地は、形の異なるタイルの隙間を埋めるだけでなく、接着補強やタイルのわずかな寸法違いを補う役目もあります。また、タイルを貼る際の接着剤は時間とともに収縮することもありますが、目地がしっかり詰まっていればタイルが外れたり不安定になったりするのを防ぎ長持ちします。
今回は木製トレイを例に作り方をご紹介しました。ほかにも、ご自宅にあるフォトフレームや時計など小物のちょっとしたワンポイントリメイク、コースターや鍋敷きなどのオリジナル作品への挑戦もおすすめです。美濃焼タイルを使って、タイルクラフトを手軽に楽しみましょう。
初めての方でも楽しめる、DIYでタイルクラフトに挑戦しよう!
タイルを使ったDIYには憧れるけれど、タイルクラフトの経験がないからと諦めてしまう方もいるでしょう。ですが、先にご紹介した基本手順さえ押さえておけば、それほど難しくはありません。
最初は思った以上に時間がかかったり、多少イメージ通りの仕上がりにならなかったりするかもしれませんが、自分の手で完成させたときの達成感は格別です。専門家に依頼した時以上に作品への愛着もわくことでしょう。ただし、挑戦する作品によっては、素材に合わせた接着剤選びに注意が必要です。また、大きな作品の場合には、コテなどの道具をそろえておくと効率よく作業できます。
B&D minoyakiでは、初めてDIYでタイルクラフトに挑戦するみなさまをお手伝いいたします。例えば「大量のタイルを注文したい」「イメージにあう役物(やくもの)タイルを探している」といったお困りごとでもご遠慮なくご相談ください。また、店舗へ足を運んでいただければ、実際にタイルを手に取ってご覧になれます。
来店やご相談をご希望の方はお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡くださいませ。
<店舗案内>
〒507-0071
岐阜県多治見市旭ヶ丘10丁目6-134
セントラルパシフィックトレーディング
営業時間平日9時~12時 13時~17時
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温かみのある日常へ 美濃焼タイルのことならB&D minoyakiへご相談ください
美濃焼タイルを使ったタイルクラフトは、生活に潤いと豊かさをもたらしてくれます。個性的で上質な空間演出と、手作りならではの温かみが融合することで、心地よい日常を演出できるでしょう。美濃焼タイルの魅力を最大限に活かし、あなたらしオリジナル作品を作ってみてください。
B&D minoyakiの美濃焼タイルは、長い歴史とともに引き継がれてきた伝統の技術をもとに、職人が一つ一つ丁寧に真心を込めて作っています。素朴で温もりのある色合いも魅力のひとつで、時が経っても色あせしにくく、変わらぬ彩りを長く楽しませてくれます。
B&D minoyakiでは、美濃焼タイルの品質と伝統を守りつつ、現代のライフスタイルに寄り添った美濃焼タイルの開発・ご提供を目指しています。「美濃焼タイルを店舗で見てみたい」「美濃焼タイルをDIYに使いたい」「こんなオリジナル商品を作ってほしい」といったご相談もお待ちしております。